カフェで仕事をする男性

会社をやめずに起業する「週末起業」は現実的なのか

新しく事業を起こすというと、多くの方は現在所属している会社をやめてからと考えます。しかし、最近は会社に所属したまま、空いた時間を起業のためにあてる「週末起業」という方法も増えています。

起業を希望していても、実際には踏み切れない理由は様々ですが、その1つに会社をやめて収入が途絶えることが不安という方もいます。起業をするためには資金が必要ですし、そうでなくても日常生活を送るためには決して少なくない費用がかかります。

家賃や光熱費の支払い、毎日の食事代を考えただけでも、仕事がないという状況は不安を覚えます。ここに起業のための資金を加えれば、なおのこと収入は欲しいでしょう。

週末起業は、土日のような休日のみを起業のための時間として費やすため、本業に支障がありません。会社をやめずに済みます。万が一事業に失敗した場合も収入がなくなるわけではないため、気軽に始められます。

体調管理とモチベーションの維持が課題

外でジョギングする男性

週末起業のもっとも難しい部分は、体調管理やモチベーションの維持でしょう。休みなく働くようなものであるため、無理が祟り体調を崩す方が多くいます。体調だけではなく、精神的に大きな負担を感じてしまう方も少なくありません。これはプライベートにあてられる時間が減ることも一因です。息抜きをしにくく、途中でやる気をなくしてしまう方もいます。そうならないように、無理のない範囲で実施することが勧められます。

体調管理とモチベーションの維持という課題をクリアできれば、普通に起業するよりもリスクが少なく、安心して事業を起こす準備ができます。

週末のみという限られた時間の中で仕事をする週末起業には、短時間で収入を得られる事業が適しています。

モチベーションを上げるには環境が大切

レンタルスペースで仕事をする人たち

自宅でもできる週末起業ですが、自宅ではメリハリをつけることができず、やる気が起こらないという方も少なくありません。モチベーションを上げるためには、まず環境を整えることが大切です。

例えば、レンタルオフィスを借りてオフィスに近い環境を作ることで、平日と同様、新しい事業に集中することができます。

レンタルオフィスを探す時は、アクセスが良い場所や利用料金が安い場所を探すと良いでしょう。事業が拡大した時を考えて、法人登記ができる場所だとなお良いです。東京都内ならば、プラスアールという格安レンタルオフィス(池袋)が、これらの条件を満たしています。週末起業での利用を勧めており、経営に関するサポートも充実しています。

法人化には、信用を得やすくなる、取引をしやすくなるなどのメリットがあります。ただし、有限会社ならば300万円、株式会社ならば1,000万円の資本金が必要になるため、得られるメリットのほうが大きいと判断した場合のみ手続きをするようにしましょう。

気軽に始められるとはいえ、事業を起こすということは大変な苦労があることに変わりはありません。週末起業をする場合も、しっかりと経営に関する知識を身に着けておきましょう。新しい事業の中で行う仕事に対しても、責任をもって取り組まなければならないことを忘れないようにしてください。