取引先の信用調査はするべきか?
仕事をしていると企業の信用調査を行う場面に遭遇するかもしれません。そこで信用調査の目的、メリット、調査の流れなどを紹介します。
まず目的ですが、自社が取引を検討している新規取引先について、取引を行っても問題ない相手かどうか確認するのがメインの目的になります。もしくは既存の取引先であっても取引を拡大したい際に、拡大してもよい相手かどうか確認するのも大きな目的です。では何故そのような確認を行うかというと以下のようなメリットがあるからです。
例えば自社商品を大量に購入してくれる取引先が現れたとします。喜んで商品を送ったは良いが、いつまで経っても支払いが行われない。しばらくしたらその取引先が倒産し代金は回収できず終いになってしまった。このような事態になってしまったら自社が大きな損失を被ってしまいます。逆に自社が商品を購入する側であっても同様です。大口の取引が決まり、いざ生産を開始したところ、しばらくすると原料メーカーが倒産し、原料を購入できない。結局商品を取引先に供給できず、自社の信用を失ってしまった、などということも現実に起こりえます。
メリットというよりはリスク回避ですが、このようなことが無いように、販売先であっても購入先であっても信用調査を行うことは必要です。
どのように信用調査を行うかですが、インターネットを含め自分で集められる情報には限界があります。現在は調査会社がありますので、そこに依頼するのが最も効率的な方法です。
いかなる取引先であっても取引を開始する際には、毎回必ず信用調査を行うことが安定した経営を行うためには必要です。